初音美術 HATSUNE ANTIQUE
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十四代 今泉今右衛門の花瓶を買取しました

陶磁器

新聞広告をご覧になった方から、他社との相見積もりのご相談をいただきました。

最高値での査定だったとのことで当社をお選びくださり、十四代今泉今右衛門「墨はじき」の花瓶をお譲りいただきました。

プラチナ彩で上絵が施され、江戸期から伝わる白抜きの「墨はじき」の技法を駆使した、「現代の色鍋島」としての革新的な美が見事に結晶しています。

十三代今右衛門のもとで技術の研鑽に励み、伝統の継承と現代的な美の融合を模索しつつ、格調高く品格の備わった作品を追求し続けています。

2002年に十四代今泉今右衛門を襲名、2009年紫綬褒章受賞、2014年重要無形文化財保持者に認定されました。

今右衛門の歴史は江戸期まで遡り、幕末までは佐賀藩の保護のもと有田で御用赤絵師として、明治以後は独自で製造を続け、昭和初期からは宮内省・大宮御所などから日本最高の色絵磁器として認められています。

1952年伝統工芸の粋として色鍋島の技術保存のため無形文化財の指定を受け、1971年には重要無形文化財の総合指定を受けるなど、その真価は高く評価され今日に至っています。