初音美術
HATSUNE ANTIQUE
李朝 鶏龍山の徳利を買取しました
チラシをご覧になり、査定をご依頼くださった愛陶家の方から、李朝 鶏龍山窯の徳利をお譲りいただきました。
味のある土の表情と原初的な絵柄が魅力ですが、徳利としてはやや大きめなため、花瓶としても愛用されていたかもしれません。
素朴で大らかな形や質感は、未完成の美というものを見いだす愉しみを与えてくれます。
およそ500年続いた朝鮮王朝時代の美術は、日本では李朝美術として親しまれています。
焼物をはじめ、多種多様な工芸品や書画などが朝鮮半島の歴史と文化によって育まれました。
朝鮮の代表的な窯の一つである鶏龍山では、高麗末期から李朝にかけて多くの陶器が産出され、日本にも早くから渡り、茶陶として好まれてきました。